【富山市】株式会社ドアメンテナンス|社員の夢を叶えるドリームマネジメントとは!?地域のヒーロー企業の全貌に迫る。
富山市に拠点を置き、ドアや鍵の修理を通じて地域社会の安全と安心を守る株式会社ドアメンテナンス。一見すると堅実な修理業者だが、その社内にはアメコミ風の「ヒーロー」のイラストが溢れ、社員の個人的な「夢」を会社が全面的にサポートするという、型破りな制度が存在していた。
今回、インタビュアーの木下が、代表取締役社長の鳴尾渉氏に密着。地域への献身と、社員一人ひとりの人生設計を両立させる「ドリームマネジメント」の正体に迫った。
1. 街の困りごとを解決する、アメコミ風「ヒーロー」たちの正体
会社に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは至るところに貼られたアメコミ風キャラクターのイラストだ。
木下「初めて来たとき、アニメーションの会社なのかなと思ってしまったのですが、これにはどんな意味があるのでしょうか?」
渉社長「弊社はドアや鍵をメンテナンスする会社でして、アニメの会社ではありません(笑)。このイラストには、困っているお客様を助ける『街のヒーロー』であろう、という強い想いが込められているんです。ドアメンテマン、ウィンドメンテマン、キーメンテマン、除雪を担うスノーレスメンテマン、そしてお客様をサポートするコンシェルジュウーマン。それぞれの業務を象徴しています」
鍵が開かない、ドアが閉まらない。そんな日常のピンチに駆けつける彼らの仕事は、まさに地域住民にとってのヒーローそのものだ。
2. 「自己犠牲」で終わらせないための画期的な仕組み
同社は本業の傍ら、地元の小学校周辺や幹線道路の除雪、ゴミステーションの設置といった地域貢献活動(ボランティア)にも積極的に取り組んできた。しかし、献身的な姿勢は時として「社員への自己犠牲の強要」と誤解されるリスクもある。
木下「学生さんから見ると、『人のため』という自己犠牲をいっぱい強いられるのではないか、と心配になってしまいそうですが?」
渉社長「そうですね。だからこそ弊社では、2年前から『ドリームマネジメント』という、社員の夢を実現させるための取り組みを始めています。社員が何のために働いているのか、どんな夢を持っているのかを共有し、夢を叶えるために会社として何ができるかを考える仕組みです」
他者のために動くには、まず自分自身の人生が満たされていなければならない。そのための具体的なサポート体制が、この会社には整っていた。
3. 「100の夢」を書き出し、専属FPが人生設計をサポート
では、その「ドリームマネジメント」とは具体的にどのようなものなのか。
木下「夢の実現に向けて、具体的にどうやって進めていくんですか?」
渉社長「まず、自分で『100個の夢』を書き出します。それを1年後、5年後、10年後と達成したい時期のカテゴリーに分けていくんです。たとえば『マイホームを建てたい』『車に乗りたい』といった資金が必要な夢であれば、会社が全面的にサポートし、いくら必要なのかを算出しながら一緒に実現の計画を立てます」
漠然とした夢をリスト化し、現実的なマネープランへと落とし込む。実際にこの制度を通じて、夢を叶え始めている社員もいるという。
4. 社長の夢は「夫婦で豪華客船の世界一周」
この取り組みは、若手社員だけでなく社長を含めた「全員」が参加しているのが特徴だ。取材中、渉社長自身のドリームリストが披露される場面もあった。
木下「社長のリストの最初に『夫婦で豪華客船で世界を回る』と書いてありますね!」
渉社長「はい。ぼんやりと思っていた夢でも、書き出すことで『現実にチャレンジしてみようか』という気持ちになります。今後10年で自分はこんなことをしているんだな、と夢を形にできるのが非常に面白いですね」
経営陣自らが夢を語り、その実現に向けて動く背中を見せる。だからこそ、社員も臆することなく自分の夢を口にできるのだろう。
5. 夢の実現が、仕事への自信と会社の成長に繋がる
なぜ、会社がここまで社員の個人的な夢にコミットするのか。そこには、組織づくりにおける確固たる哲学があった。
渉社長「社員たちが夢を叶えることで、『自分はできたんだ』という自信を持ちます。それが自分の仕事にも反映され、『仕事でもこんなことができた』という成長に繋がる。そうやって好循環が生まれ、会社全体が良くなっていく仕組みができると考えています」
木下「地域貢献の姿勢と、自己実現の支援。これが好循環していくと、お客様への貢献の気持ちもさらに高まっていきそうですね」
今回の取材で見えてきたのは、アメコミ風キャラクターに込められた街の「ヒーロー」としての誇りと、社員一人ひとりの夢に寄り添う圧倒的なサポート体制だ。「100の夢」をリスト化し、専属FPが資金計画まで伴走することで、自己実現の喜びがそのまま地域や顧客を助ける原動力へと変換される組織構造が出来上がっている。
ドアメンテナンスの仕事は、開かなくなった街のドアや鍵を直し、人々の日常を再び動かすことだ。しかし同社が開けようとしているのは、物理的なドアだけではない。「ドリームマネジメント」という仕組みを通じて、社員が心の奥底に閉ざしていた「夢」という名のドアを開け、豊かな人生へと踏み出すためのマスターキーを手渡しているのだ。
「自分の夢の扉を、自分の手で大きく開け放ちたい」。そう願う学生にとって、これほど頼もしい環境はないはずだ。









